風営法が変わったくらいの大きなニュース。
愛知県警は2011年5月8日、名古屋市中区栄3丁目の「名古屋栄フランフラン」など3店を風営法違反の疑いで家宅捜索し、各店の経営者ら計4人を逮捕した。県警は男性客に女性店員が体を密着させる行為が、性的サービスにあたると判断、異例の摘発に踏み切った。
摘発されたのは「名古屋栄フランフラン」と「名古屋金山エゴ」、「名古屋マーズ」。同課は系列店とみている。経営者らは「性的サービスではない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、2~4月に店舗型性風俗店の営業禁止区域内で、女性店員が胸を男性客に押しつけるなどのサービスを提供していた。「セラピスト」と称する水着姿の女性が個室でもてなし、男性客は裸になって紙製の「下着」をつけてサービスを受ける。各店のホームページによると、「密着エステ」をうたい、同市や「川崎スイート」「川崎エモダ」「横浜リラックス」「札幌スパ」など同様の店舗がある。
同法では、男性客の性的好奇心に応じて女性店員が体に触れるサービスを提供する店を店舗型性風俗店と規定している。ただし摘発対象は原則として男性の陰部に触れる行為に限られるため、通常のエステやマッサージ店は対象外。
また、名古屋金山エゴや横浜の系列店では、2009~10年に18歳未満の少女を働かせたとして、労働基準法や児童福祉法に違反した容疑で店長らが逮捕されている。
このたび風営法が県警によって拡大解釈されたため、今後は「密着」という言葉を使うと風俗店とみなされる可能性が強まった。
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